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2008年10月15日号

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━  Magpre News ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

                まぐプレニュース [特別号]  2008/10/15号

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今回のまぐプレニュースは、著名ブロガーとしてネット界の世論に大きな影響
力を持つ松永英明さんを大特集!ロシア人力士の問題や麻生内閣などの話題を
「土地柄」という視点から語る『松永英明のゲニウス・ロキ探索』を丸ごと紹
介するほか、松永さんのインタビューも掲載しています!

━【今回のCONTENTS】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■メルマガ&発行者ご紹介 松永英明のゲニウス・ロキ探索
■「ゲニウス・ロキ探索」実際の配信メルマガを丸ごと紹介!
■松永英明さんに聞く「ゲニウス・ロキ探索」一問一答
■編集後記
■まだまだあります!まぐプレ厳選メルマガ
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■ メルマガ&発行者ご紹介 松永英明のゲニウス・ロキ探索
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◎「場所の記憶」「都市の歴史」で社会を読み解く――
  松永英明のゲニウス・ロキ探索
http://rd2.mag2.com/r?aid=21804&rid=1 
都市、街、村落――場所には「歴史」があり、それぞれに特有の「雰囲気」が
あります。社会学・人文地理学・建築学・都市計画・ランドスケープ・地理風
水といった観点から、「ゲニウス・ロキ」(その場所のもつ雰囲気)を読み解
いていきましょう。それは、ある出来事が「なぜその場所で起こったのか」を
解読するきっかけになるかもしれません。建物、集落、街、都市、国レベルに
至るまで、「土地」と結びついた情報を探索します。
【 525円/月 (当月無料) / 毎週月曜日 / アフィリエイト公開中 】

☆発行者:松永英明(まつながひであき)
 ・屋号「ことのは編集室」を冠するライター。
 ・『絵文録ことのは』などを代表とするアルファブロガー。
 ・「Blog of the Yeah! 2003」ベストアーティクル部門第3位。
 ・2005年アルファブロガー・セカンドチーム選出。
 ・多くのブログ入門書を執筆し、日本のブログ普及に貢献した一人。

【略歴】
1969年奈良県生まれ。

ライターとして歴史・ビジネス・健康法・自己啓発など幅広いジャンルで執筆
活動を行なうかたわら、インタビューから調査研究、書籍企画プランニングな
ど執筆全般をこなす。

2003年秋に独立、「ことのは編集室」を立ち上げ、同時にウェブサイトを公開。
「絵文録ことのは」「はじめてのウェブログ」など、公開したサイトはいずれ
も大きな注目を集め、アルファブロガーとしての地位を築く。

現在は執筆、取材のかたわら、ウェブコンテンツアドバイザーとしても相談を
受けている。また、女子十二楽坊の全米デビューアルバムでライナーノーツ原
文を担当するなど、中国系ポップスや芸能の分野にも関わる。

2008年9月1日、まぐまぐプレミアムより『「場所の記憶」「都市の歴史」で
社会を読み解く――松永英明のゲニウス・ロキ探索』を創刊。
⇒ http://rd2.mag2.com/r?aid=21804&rid=2 

【主な著書】
・ウェブログ超入門!(日本実業出版社) 
・「意志」と「人生」の法則(ジェームズ・アレン著、ベストセラーズ:翻訳) 
・幸福に通じるひそやかな道(ジェームズ・アレン著、ゴマブックス:翻訳) 
・お金持ちになる科学(ワトルズ著、ぜんにち出版:翻訳) 
・できる100ワザ ブログ(インプレス:共著)
・はてなの本(翔泳社:共著)
・「へんな会社」のつくり方(翔泳社:共著) 
・新選組の謎を斬る(別冊宝島:一部執筆)
・「パクリ・盗作」スキャンダル読本(別冊宝島:一部執筆) 
 他多数

☆「ゲニウス・ロキ探索」の購読はこちらから!
⇒ http://rd2.mag2.com/r?aid=21804&rid=3 


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■ 「ゲニウス・ロキ探索」実際の配信メルマガを丸ごと紹介!
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≪2008/09/15発行分より≫

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|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
|「場所の記憶」「都市の歴史」で社会を読み解く
|
|【松永英明のゲニウス・ロキ探索】
|
|No.003:ロシア人力士大麻疑惑とオセチア、當麻、麻植
|
|◎◎2008年09月15日◎◎
|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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|【 目 次 】
|■1 ロシア人力士大麻疑惑と北オセチア
|■2 相撲の発祥地:奈良県當麻郷
|■3 阿波忌部氏と麻植郡・総国
|■編集後記
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|■1 ロシア人力士大麻疑惑と北オセチア
|─────────────────────────────────
|
|「ロシア人」力士が大麻を使用していたという疑惑がニュースとなり、大
|麻利用疑惑のあがった力士がいずれも解雇される事態となりました。
|
|●若ノ鵬寿則(ガグロエフ・ソスラン・アレクサンドルヴィチ)
|ロシア連邦北オセチア・アラニヤ共和国ウラジカフカス出身。
|
|大麻の含まれたタバコの入った財布を落としたことから発覚。
|部屋と自宅の家宅捜索で吸引具も発見された。
|8月21日に解雇。
|9月12日、不起訴処分となった。
|その後、解雇を不服として地位確認を求める訴訟を起こしている。
|
|●露鵬幸生(ソスラン・フェーリクソヴィッチ・ボラーゾフ)
|ロシア連邦北オセチア・アラニヤ共和国ウラジカフカス出身。
|
|●白露山佑太(バトラズ・フェーリクソヴィッチ・ボラーゾフ)
|ロシア連邦北オセチア・アラニヤ共和国ウラジカフカス出身。
|露鵬の弟。
|
|露鵬と白露山は、9月2日の抜き打ち検査で大麻の陽性反応が出たと報じ
|られた。二人は大麻使用を否定。その後の精密検査でも陽性反応が出た
|とされ、9月8日に解雇されることが決定した。
|
|この事件については、非常に微妙な状況があります。実際に所持・吸引の
|事実が証拠として出ており、本人も大麻(マリファナ)吸引を認めている
|若ノ鵬はともかく、本人たちがかたくなに否定している露鵬と白露山を早
|々に解雇したことについては、早急な対応ではないかと思われてなりませ
|ん。
|
|大麻の検査については、大麻以外の成分が反応してしまう「擬陽性」の問
|題もあります。「基準値の5、10倍の大麻成分が検出された」という発表に
|ついても、具体的に何の成分がどれだけ検出されたのか、きちんとしたデ
|ータを発表しない姿勢に疑問が残ります。
|
|重要なのは、本当はどうだったのかということを厳密・公正に調べること
|でしょう。「マリファナはだめ、だから疑惑をもたれただけでもよくない。
|許すことなく厳しい対応を」という乱暴な処罰では、将来にわたって禍根
|を残すのではないでしょうか。
|
|◎三人は「ロシア国籍」だが「オセット人」
|
|さて、このメルマガでは、別のポイントに注目してみたいと思います。
|兄弟である露鵬と白露山だけでなく、若ノ鵬も含めて、三人とも「ロシア
|人」と報じられていますが、厳密に言えば「ロシア連邦 北オセチア・ア
|ラニヤ共和国ウラジカフカス」出身なのです。
|
|三人ともロシア国籍ではありますが、スラヴ系のロシア人ではなく、ロシ
|ア連邦を構成する北オセチア・アラニヤ共和国のオセット人です。オセッ
|ト人はイラン系民族の末裔とされています。
|
|このほか、大相撲では若ノ鵬のいとこの阿覧欧虎(アラン・ガバライエフ)
|も同じくオセット人ということになります。
|
|オセット人といえば、八月にグルジア紛争で登場した「南オセチア」が思
|い出されるところです。実は、四人の力士の出身地「北オセチア・アラニ
|ヤ共和国」と、グルジアから独立しようとしてもめている「南オセチア」
|は、どちらもオセット人の居住地です。
|
|◎オセチアの歴史
|
|オセチアはカフカース地方にあります。英語読みのコーカサス地方という
|呼び方でご存じの方も多いでしょう。
|
|一部のブログなどで「コーカサス地方は大麻の原産地」という情報が書か
|れていますが、これは誤り。カフカース地方から中東にかけてが原産とな
|るのは「亜麻」であって「大麻」ではありません。大麻はヒマラヤ山脈の
|北西部山岳地帯が原産とされており、これはカフカースからは離れていま
|す。
|
|さて、カフカース山脈の北に北オセチア、南に南オセチアがあります。
|南オセチアはグルジアの領土にくさびのように打ち込まれた形となってい
|ます。
|
|カフカース地方は民族的に非常に混乱したところであり、歴史的にいろい
|ろな民族や国家が成立してきました。山脈の南にはグルジア、アゼルバイ
|ジャン、アルメニアなどの国々が繁栄し、時代によってその領域を大きく
|変化させてきました。
|
|山脈の北側には、ロシアからの独立戦争で有名なチェチェン、イングーシ
|などがあります。
|
|その中で、オセチアは特別な地位を占めてきました。カフカース山脈の北
|と南に居住するようになったオセット人は、ロシア帝国がカフカース地方
|へと勢力を伸ばしてきたとき、ロシア人に協力したのです。オセチアはロ
|シアに併合されましたが、その運命を受け入れました。しかし、ロシアに
|抵抗したグルジアにとって、南オセチアはロシアから打ち込まれたくさび
|のように思われたのです。
|
|ロシアがソ連になったとき、北オセチアはロシア共和国の中の「北オセチ
|ア自治州」となり(1924年)、さらに1936年には「北オセチア自治共和国」
|に格上げされます。
|
|一方、南オセチアはグルジアに編入され、1922年に南オセチア自治州とな
|りました。こうして北と南は別々の国の自治州・自治共和国としての歴史
|を歩むことになります。南オセチアではグルジア化が進められました。
|
|1980年代から南オセチアの独立運動が始まります。しかし、ロシアとオセ
|ット人に対抗意識を持ち、ソ連の中では少数民族にあたるグルジア人はそ
|れを認めようとはしませんでした。
|
|ソ連内の少数民族グルジア人、そのグルジアの中で少数民族となるオセッ
|ト人。それぞれの独自性を守ろうとして、民族紛争が起こってしまうので
|した。
|
|やがてソ連は消滅します。北オセチアは自治共和国から「北オセチア共和
|国」に昇格し、ロシア連邦の一員となります。一方、南オセチアでは独立
|に関する住民投票が行なわれ、「南オセチア共和国」が独立を宣言します
|が、グルジア軍とのあいだに軍事紛争が展開されました。
|
|◎正解のない民族紛争
|
|それから約20年、2008年になってグルジアと南オセチアの問題は再燃して
|います。
|・南オセチアの独立をロシアが承認
|・グルジアをアメリカが支援
|直接的にはグルジアと南オセチアの問題ですが、南オセチアとロシアが組
|んでいることに対してアメリカが介入してきたわけです。ちょうどカフカ
|ース地方は、黒海・カスピ海に挟まれた要衝の地であり、パイプラインな
|どの権利に関しても係争の場所となっています。
|
|ロシアからカフカース/グルジアに打ち込まれたくさび、南オセチア。
|この独立問題については、どこが正しいという正解はありません。
|南オセチア、グルジア、ロシア、それぞれに主張があります。
|アメリカが介入することについても、その背後に隠された意図を見ていく
|必要があるでしょう。
|
|(カフカース地方からカスピ海沿岸についての紛争については、また改め
|て取り上げたいと考えています)
|
|このグルジア・オセチア問題の起こっている今この時期に、オセット人力
|士三人が解雇される事態に陥りました。それが政治的背景のない、単なる
|偶然であることを祈るばかりです。
|
|ちなみに、グルジア出身の大相撲力士としては、栃ノ心、黒海、臥牙丸の
|三人がいます。
|
|─────────────────────────────────
|■2 相撲の発祥地:奈良県當麻郷
|─────────────────────────────────
|
|さて、相撲と「麻」の字には、実は切っても切れない関連があります。
|
|相撲の発祥地は、奈良県の葛城市――かつて大和国葛下群當麻郷と呼ばれ
|ていた地域にあるのです。當麻(当麻)は「たいま」と読みます。
|
|日本書紀によれば、この地が相撲の発祥地とされています。
|
|――垂仁天皇七年秋七月、群臣が奏上した。「當麻邑に勇敢な人物がいま
|す。名を當麻蹶速(たいまのくえはや/たいまのけはや)といいます。そ
|の人となりは、力持ちで角をこわし、鉤をのばします。常々周囲の者に、
|四方を探しても自分の力に及ぶ者はいないだろう。強力な者に会って、生
|死をかけて力比べをしてみたい、と述べています」と。
|
|天皇はこれを聞き、諸卿に告げた。「當麻蹶速は天下の力士であると聞い
|た。この人に比べられる者はいないか」と。
|
|ある臣が進言した。「出雲国に勇士がおり、野見宿禰(のみのすくね)と
|いいます。試しにこの人を召して蹶速に当たらせたいと思います」。
|
|その日のうちにすぐ、倭直(やまとのあたい)の祖である長尾市(ながお
|ち)を遣わして、野見宿禰を呼び寄せた。野見宿禰は出雲からやってきた
|ので、當麻蹶速と野見宿禰に角力(すもう)を取らせた。
|
|二人は向かい合って立ち、それぞれ足を上げて蹴りあった。野見宿禰は、
|當麻蹶速の脇骨を蹴り折り、腰を踏み折って殺してしまった。こうして當
|麻蹶速の土地を没収して野見宿禰に与えることになった。そこでこの邑に
|は「腰折田」というところがあるのである。野見宿禰はここにとどまって
|天皇に仕えた。――
|
|當麻蹶速は敗れ去ってしまったわけですが、これが日本の相撲の起こりだ
|とされています。
|
|葛城市には、相撲館『けはや座』があり、相撲発祥地としての資料を伝え
|ています。
|http://www.city.katsuragi.nara.jp/katsuragi/shisetu/42.html
|
|ちなみに葛城市は2004年に當麻町と新庄町が合併してできた市で、わたし
|の幼少時からの記憶ではやはり當麻町という名称が印象深いものです。
|
|では、當麻という地名の由来は何かということになりますが、実は植物の
|「麻」とは特に関係ありません(期待を持たせてすみません)。もともと、
|當麻は「當岐麻(たぎま)」と呼ばれており、後に「タヘマ」「タイマ」
|と音便化して呼ばれるようになりました。
|
|タギとは、古代の言葉で「曲がりくねった難路」のことです。ちょうど當
|麻の西には、大阪(河内)との境界に二上山があります。「たぎたぎし」
|という形容詞は、凹凸があること、あるいは道が歩きにくいことを指すこ
|とばです。
|
|日本書紀では當麻蹶速に由来するとされる「腰折田」という地名も、「山
|裾の折れ曲がった田」と解釈することができますから(日本書紀の地名説
|話は後からのこじつけのことも多くあります)、當麻はもともと曲がりく
|ねった地形が多いところだったのかもしれません。
|
|ちなみに、まったく関係なくなりますが、北海道上川支庁上川郡に当麻町
|(とうまちょう)があります。この地名の由来は、アイヌ語の「トオマナ
|イ」――すなわち「ト」(湖沼)、「オマ」(に入る)、「ナイ」(川)
|とのこと。こちらも麻とは関係ないわけです。
|
|─────────────────────────────────
|■3 阿波忌部氏と麻植郡・総国
|─────────────────────────────────
|
|これだけでは何とも中途半端なので、日本の地名で植物の「麻」と本当に
|関係のある地名をピックアップしていきましょう。
|
|まず、阿波国麻植郡(おえぐん)が挙げられます。麻殖郡とも書きますが、
|これは現在の徳島県吉野川市と、美馬市の一部にあたります。
|
|『阿波志』七巻麻植郡によると、昔、天富命(あめのとみのみこと)と天
|日鷲命(あめのひわしのみこと)がこの地に穀物と麻を植えました。ゆえ
|に「麻殖郡」とよぶことになったといいます。
|
|この天富命と天日鷲命の子孫が忌部氏(阿波忌部)です。忌部(いんべ)
|とは「けがれを忌む」すなわち宮中祭祀をつかさどる一族でした。のちに
|齋部と表記するようになりますが、同じ一族です。
|
|古来、日本では麻は神聖な植物として認識されてきました。伊勢神宮では、
|御神札を「神宮大麻」と呼んでいます。これは、罪・けがれを祓う霊力の
|ある「大麻(おおぬさ)」で祓ったためであり、かつては「御祓大麻」と
|呼ばれていたのです。
|
|天皇の即位後最初に行なわれる践祚大嘗祭でも着用される麻布の「麁服
|(あらたえ)」は、阿波忌部氏が献上するものとされてきました。これは
|現在も忌部氏の末裔である木屋平の三木家が献上しているといいます。
|
|このように、日本では大麻は神聖な植物でした。もっとも、この大麻には
|幻覚成分はほとんどなく、「繊維性大麻」と呼ばれるものでした。
|
|ちなみに、この阿波忌部氏の末裔に、故・後藤田正晴氏、そして現在の衆
|議院議員・後藤田正純氏がいます。後藤田正純氏は女優の水野真紀との結
|婚式を、徳島市の忌部神社でおこないました。
|
|さて、この阿波国麻植郡の忌部氏は、その後、東方に向かいます。そして
|たどりついたのが今の千葉県、房総半島でした。『古語拾遺』という本に
|は次のように書かれています。
|
|――天富命はさらに豊かな土地を求め、阿波齋部(忌部)の中から一部を
|率いて東へ進んだ。麻・穀物を撒き植えたたところ、麻がよく生えたとこ
|ろを総(ふさ)の国といい、穀物がよく生えたところを結城という。――
|
|麻がよく生えた土地を「総国(ふさのくに)」と名付けたというのです。
|「ふさ」とは麻のこと。この「総国」が後に「上総」「下総」の二国に分
|かれました。また、その南側の土地は阿波の忌部氏が住んだことから、同
|名の「安房」と名付けられたのです。ちなみに、「阿波」も「安房」も、
|語源は「粟がよく生えるところ」の意味です。
|
|今は「房総半島」という地名がこの古名の名残を伝えていますが、「安房」
|+「総」という二つの国名はいずれも阿波忌部氏と深い関係がありました。
|
|2006年、千葉県の八日市場市と野栄町が合併して匝瑳(そうさ)市となり
|ました。この地名も古い由来のあるもので、『倭名抄』によれば狭布佐、
|すなわち「狭(さ)」=「美しい」、「布佐(ふさ)」=「麻」というこ
|とで、「美しい麻」のとれる場所という意味だったのです。
|
|このように神聖な「麻」と「忌部」の名残は、地名に刻まれているのです。
|
|このほかに、大麻と関係のある地名は少なくありません。
|その中には、麻の生えるところ、すなわち「麻生」も含まれています。
|
|
|─────────────────────────────────
|■編集後記
|─────────────────────────────────
|
|前号では下北沢の庚申堂についての記事の続編をお届けすると予告してい
|ましたが、急遽「ロシア人力士」の「大麻」問題に関する話題に差し替え
|ました。
|
|これからも時事的な話題が入った場合には、それに即して記事を変更する
|可能性がありますが、ご了承ください。
|
|下北沢の庚申堂の続編記事は改めて配信いたします。
|
|さて、次号配信予定の9月22日は、自民党の総裁選が行なわれる予定です。
|立候補者は届け出順に、石原伸晃、小池百合子、麻生太郎、石破茂、与謝
|野馨の五氏。
|このメルマガ的には、麻の話からの続きでもありますし、福岡県飯塚市に
|おける麻生一族の話題を取り上げたいところですが、どうなりますやら。
|お楽しみに!
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|◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
|「場所の記憶」「都市の歴史」で社会を読み解く
|――松永英明のゲニウス・ロキ探索
|◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
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■ 松永英明さんに聞く「ゲニウス・ロキ探索」一問一答
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「知的興奮を届けたい」と語り、身近なニュースの話題から国際的な政治問題、
そして太古のできごとへと自由自在に知識の羽を広げる松永英明さん。そんな
松永さんに、メルマガやご自身のことについてインタビューを行いました。新
しい「知」を創造する原動力は何なのか、そしてこれからどこへ向かうのか…。


[Q]「ゲニウス・ロキ」とは何か、また、それに興味を持ったきっかけを教
えてください。
[松永英明さん]
「ゲニウス・ロキ」とはもともとラテン語で、「土地の精霊」「土地の雰囲気」
といった意味があります。現在、建築学(特にランドスケープ論)で、その場
所の歴史や固有の雰囲気といったものを重視する考え方として、このキーワー
ドが使われています。わたし自身は都市論への関心から興味を持ちました。

[Q]毎回さまざまな知識が飛び出しますが、これらの知識はどのように学ば
れたのでしょうか?
[松永英明さん]
人文地理学や社会心理学などについては大学で学んだものもあります。建築学
関係については、故・毛綱毅曠氏の著作をはじめとして都市計画論などを中心
に読んでいます。その他、地理風水に関する中国語文献の収集や、古典資料の
調査も行なっています。

[Q]今回紹介した9月15日号では力士の大麻問題から北オセチアに触れてい
ます。この話題を取り上げた狙いは何でしょうか?
[松永英明さん]
たまたま三人の「ロシア人」力士が、いずれも「北オセチア共和国」出身だっ
たので、時事的な話題として取り上げましたが、グルジア、チェチェン、アル
メニアなど複雑な民族事情を持つカフカース地域については当初から取り上げ
る予定でした。カスピ海沿岸も含む中央アジア地域は、今後の世界情勢で重要
な「場所」になると考えています。

[Q]9月22日号では麻生太郎氏と福岡県の飯塚炭鉱に言及しています。政治、
スポーツ、国内、海外と非常に幅広い視野をお持ちですが、今後取り上げたい
話題は何ですか?
[松永英明さん]
このメルマガの発行のためにいろいろなニュースに目を通していますが、話題
の人物や事件が「場所」に関係しているかどうかという視点で選択しています。
ですから、音楽・文化・食べ物・言葉・産業・経済・観光・歴史など広範囲に
扱っていく予定です。その他、「平成日本繁昌記」的な記事や、地理風水的観
点での記事も織り込みます。

[Q]松永さんは関西(奈良県)出身とのことですが、ご自身が生まれた場所
の「ゲニウス・ロキ」が自分自身にどのように影響していると思いますか?
[松永英明さん]
同じ場所で生まれ育っても個々人に違いはあると思いますが、東京一極集中へ
の批判的な発想(「東京がなんぼのもんや」)はあるかもしれません。また、
奈良という古代の都(ただし京都と違って今は廃虚)に生まれたことで、失わ
れた過去の歴史に対する思いが深いように思います。

[Q]最後に「まぐプレニュース」読者の皆様に一言お願いします。
[松永英明さん]
それぞれの街、それぞれの場所には、それぞれ固有の雰囲気があります。駅と
道があれば、お客さんの「動線」が生まれます。地域の歴史は、その住人や建
物に大きな影響を与えます。そんな「場所」を重視する視点を持つならば、新
しい発見があるかもしれません。そんな知的興奮をお届けできたら幸いです。
ぜひご購読ください。


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■ 編集後記
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土地という観点から社会を覗き見る松永さん。相撲の問題もロシアの政情も頻
繁に目にしますが、今までとは違った見方でとても新鮮でした。また、10月の
「ゲニウス・ロキ」も「住所とアイデンティティ」(10/6配信)や「企業名を
冠する地名」(10/13配信)など魅力的な内容となっています。


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